top of page
執筆者の写真SHOWEN

ノッチの話


今日はノッチについて。

洋裁でいうノッチとは、刻み目、切り込みのことで

縫い合わせのための目印です。

合い印という呼び方をすることもあります。

ウエストラインやバストライン、身頃の中心など、

要所要所、縫う前の生地の端に、

5mmくらいの切り込みを入れていきます。

例えば舞台衣装では、

裾まわりの長さが、少ないものでも3M前後、

長いものになると、20Mを超える事もあるので、

50cm毎くらいに、切り込みを入れておきます。

このノッチを入れる作業は、

地味で面倒なのですが、やっておかないと、

いざ縫う時に、とんでもなく迷います。

自分が今どこにいて、どこを辿って、

どこへ向かおうとしているのか。

山道でいう目印なので、見失うと遭難です。

しかも迷ったら下山です。下山中は糸が切れたり、

布が裂けたりする事もあるので、来た道を戻るのも

なかなか大変です。

逆に目印がしっかりあれば、軌道修正もきくし、

ちゃんとゴールもできるスグレモノです。

それでは登場いただきましょう。

影の立役者。縁の下の力持ち。本日の主役ノッチです!


ね。地味でしょ(笑)でも大切。

このノッチを辿って、ゴールへたどり着いたお衣装がコチラ↓

皆さんこの夏は、どうぞ箕面温泉スパーガーデンへ!(笑)


閲覧数:152回0件のコメント

最新記事

すべて表示

糸の話

bottom of page