今日はノッチについて。
洋裁でいうノッチとは、刻み目、切り込みのことで
縫い合わせのための目印です。
合い印という呼び方をすることもあります。
ウエストラインやバストライン、身頃の中心など、
要所要所、縫う前の生地の端に、
5mmくらいの切り込みを入れていきます。
例えば舞台衣装では、
裾まわりの長さが、少ないものでも3M前後、
長いものになると、20Mを超える事もあるので、
50cm毎くらいに、切り込みを入れておきます。
このノッチを入れる作業は、
地味で面倒なのですが、やっておかないと、
いざ縫う時に、とんでもなく迷います。
自分が今どこにいて、どこを辿って、
どこへ向かおうとしているのか。
山道でいう目印なので、見失うと遭難です。
しかも迷ったら下山です。下山中は糸が切れたり、
布が裂けたりする事もあるので、来た道を戻るのも
なかなか大変です。
逆に目印がしっかりあれば、軌道修正もきくし、
ちゃんとゴールもできるスグレモノです。
それでは登場いただきましょう。
影の立役者。縁の下の力持ち。本日の主役ノッチです!
ね。地味でしょ(笑)でも大切。
このノッチを辿って、ゴールへたどり着いたお衣装がコチラ↓
皆さんこの夏は、どうぞ箕面温泉スパーガーデンへ!(笑)